2022/12/25

昨日のクリスマス・イブ。マキにまた、きなりを産んで後悔していると言われた。奴隷だ。生きている意味がない。死んだ方がいい。

俺はあの時闇の力を使ったのだろうか。たぶんマキとこの先やっていく自信も確信もなくて、子どもを作ることがマキを良い方に導く手段と希望だと、事実を覆い隠すように考えていたのか。今思えば、そう考えることができる。一緒に居たくて、認知を歪ませたんだな。狂ってたのか、俺は。なんかいかにもだよね。それが、今になって真紀に悪影響を及ぼしている。今になってじゃなくてそれは脈々と影響を及ぼし続けるものなのかも。

俺は12月の後半、2週間ほど前から仕事もバタバタしていて、家のことが中々できていなかった。マキも仕事をしながら1人できなりの世話をするという無理な生活をしていた。そんな中で俺がコロナに罹った事で更に予定は狂い、マキがとても楽しみにしていたやっちゃんとの忘年会もキャンセルしてもらわざるをえなくなった。またきなりの1人でのお世話と俺の隔離生活の補助と面倒、ストレスが溜まりに溜まっていたのも事実だし、好きな仕事が思う存分できないことの絶望感がとにかく大きいようだ。

あの時を思い出すね。マキちゃんの前夫と離婚できるかわからないってああだこうだと言っていた時と一緒の状態だ。このままだと生きてる意味ないって。死んでるのと一緒だって。子どもという、育てていかないといけない人間が1人いるという逃れられないものがある今の方がタチが悪いのかも。

離婚したいと言っていた時と同じような精神状態にならなければいいなぁと思っていたけど、結局ほとんど一緒だ。あの時はマキがこういう精神状態になるのは性格によるところが大きいと思っていて、ここの性格的なところも変わればいいのになぁって考えていたがやはり性格はそんな簡単には変わらないんだね。ましてや2,3年では。まあ単純に育児だけでは窮屈で息苦しい、ましてやそれによって好きな仕事も制限されるとなれば性格も体質もあまり関係ないか。そして、夫である俺は何回言っても同じことを繰り返すと。

なんか勘違いしてない?大樹がなんかやったことなんて何もないよ。

私は責任持って全部やってるから、きなりのお世話も家事も経済的にも。私が全部回してるのこの家は。なんも言い返せない。経済的には15万円こっきりを払うきりで毎月変わらないし、そもそもきなりの出産費用だとか入院費だとか全部真紀ちゃんに出してもらった。真紀ちゃんがいなければそもそもきなりを産むお金もなかったわけだ。それが事実だろう。そういう事実、実際の所を俺は軽視しがちだ。坂口恭平氏のいう事務というものが全くなっていない。

坂口恭平氏のいう事務とは、すなわちスケジュールの管理、経理日課の調整だ。

来年はそこのトレーニング。